はみ出し設置に注意

自動販売機は保温や冷却などに最新技術を使った高機能なものがあることも魅力的ですが、利用する人にとってはまず注目するのは見た目の印象です。自動販売機は設置されている姿そのものが広告として機能して利用者を惹きつけるものですから、不特定多数の人に利用してもらいたい自動販売機を設置する時には、できるだけ近くを通り人の目につく場所を選んで設置したいものです。ですが、だからといって自動販売機の設置場所として指定された私有地を越える範囲に自動販売機があることは決して許されません。特に公道に面した場所では道路法が大きく影響し、ごく一部の公道占有許可を得た場合を除いては公道に個人のものがあることは許可されていないのです。つまり、自動販売機の設置の際、道路に面した設置スペースの幅が僅かに足りず、自動販売機の表面が公道に少しはみ出していただけでもこれは道路法に違反した非適正な設置だとみなされてしまいます。そうした事態になった時は、自動販売機の設置場所をずらすことで解決できればいいですが、スペースの余裕が全く無い状況であればその後の自動販売機の設置自体が難しくなってしまいます。自動販売機を設置する時には人通りなどの売上に関する情報だけでなく、法律や土地の権利に関する情報も十分チェックしておきましょう。